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具志ブログ(β版)

ピキーン!ときたフレーズや画像、動画なんかを俺のフィルタを通して紹介

61.あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも美しい

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あー、ダメだ、この映画、何度見ても泣けてくる。

huluに来てたので、ソッコーで見ました。

映画館でも見たし、DVDも借りた。

もう、何度も繰り返し見てるのに、また、震えてる。

タイトルは「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」、あの悲劇の英雄アラン・チューリングの伝記映画です。

アラン・チューリングって誰って?

本当はね、めちゃくちゃすごいことやった人で、みんなに知られてもいいはずの人なのよ。

めちゃくちゃすごい、ってのは「コンピュータを発明した」こと。

そして、そのコンピュータで当時世界最強の暗号を解いて、第二次世界大戦を終結させたこと。

こんなすごい英雄が、なぜ、多くの人に知られていないのか?

犯罪者だったから。

同性愛は当時のイギリスでは法律により禁じられていたから。

時が過ぎ、最近になって恩赦を受け、罪が許された。

ほんとね、今でこそ、セクシャルマイノリティが認められはじめてるのだけど、昔はね、同性愛者ってだけで、その功績も認めてもらえんのだから、ひどかったんだな。

コンピュータ大好き人間としては、本当に、この人がコンピュータを発明してくれなきゃ、ゲームもネットもスマホも、この世にないんだからね。

崇める対象で、そんな人の伝記映画ってんだから、正座して(るつもりで)見たよ。

そして、コミュ障

で、映画の中で、活躍するチューリングだけど、いわゆるヒーローとは違う姿が描かれている。

第二次世界大戦の時、仲間たちと暗号解読を仕事としてやるんだけど、もうね、コミュニケーションがダメダメ。

人間関係?何それ?食えるの?

ってくらい、コミュニケーション下手。

自分がリーダーになった途端、使えない部下を容赦なく切る。

同僚からのランチの誘いも理解できず、生返事をして怒らせてしまう。

数学の才能を持つ女性をリクルートしたくて、相手の都合も考えずに実家に押しかける。

自分の考えを絶対に曲げず、上官とも喧嘩をする。

もし、自分の職場にこんな人がいたら、めっちゃ空気がおかしくなるはずなー。

自分自身への呪縛からの解放

悲しいことに、コミュ障にもめげず、偉業を成し遂げ、戦争を終わらせたのだけど、チューリングは起訴されてしまう。

「男性しか好きになれない」という犯罪者だから。

そして、その功績も称えられることなく、ホルモン治療という罰を課せられる。

その薬を飲むと、あんなに好きだったクロスワードパズルもできなくなるくらい、心身に負担をかけるのに。

一人、粛々と罰をこなしながら、コンピュータの研究を続けるチューリングに、元妻がかける言葉で涙腺崩壊。

「たとえ、あなたが(自分自身の)普通を望んだとしても、私は望まない。あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも美しい」

常に自分自身を異端として捉え、それから脱したくてもできなかったチューリングは、その言葉でだいぶ救われたんだろう。

いや、俺が救われたのか。

あらゆる普通じゃない人がいるからこそ、多様性が保たれ、世界は回っている。

俺も、その一人だ。

サスペンス映画としてもよくできてる

こういったストーリーを謎解きを楽しむサスペンス調でテンポよく見せてくれる演出もまたいい。

この感想では書いてないような謎をちりばめ、それが最後に回収されるような流れなので、最後までダレることなく見れます。

と、いうわけで、超絶オススメですので、急いで見てください。 www.hulu.jp